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11/26 朝明川源流部のブナ林の調査機器を回収

環境情報学部の野呂・廣住・千葉研究室は、四日市大学自然環境教育研究会(保黒代表)と共同で朝明川源流域伊勢谷のブナ林の保全活動と調査を実施しています。
2023年度も6月から調査を始めましたが、本格的な冬の始まる前に調査機器をブナ林から撤収することになり、11月26日(日)に保黒様と学生3名(レグミ君、山本君、岩山君)と教員1名(千葉)で作業を行いました。

稜線近くの見晴らしの良い場所で記念撮影。岩山君(左、2年生)とレグミ君(右、4年生)

キノコ岩から見下ろしたブナ林(下)と釈迦ヶ岳方面

青空を背景に、すっかり落葉したブナなどの梢が美しかった

朽ちた樹木の裏に稀少生物を見つけて撮影する岩山君。雪の中を駆け巡り、最後の最後に目的としていた生物を見つけ、歓喜していました。

 

ブナ清水(標高950m)辺りから残雪(最近降った雪)が目立ち始め、稜線(標高1080m)の登山道周辺は約1cmの積雪で一面が銀世界でした。
強い吹雪があったようで、山頂付近のブナなどの樹木の幹に雪がへばりついていました。天気は良く、作業中の気温は10℃前後まで上昇する中で、ゆっくりと景色を楽しみながら、定点カメラや温湿度計などを回収しました。

今年度はブナ林で8回の調査を行いました。山ヒルに悩まされたり、猛暑の中を登山したり、台風の影響で山麓で調査を断念したりと、いろいろありました。
そのような思い出を胸に、山頂のキノコ岩から見たブナ林や鈴鹿山脈の雄大な景色が心に浸みました。

(環境科学専攻 千葉 賢)

 

 

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